2006年01月08日撮影の星空
  上弦過ぎの月明かりの夜(広角22mm)
天文台の夜景のページ
 
 
 
Richoの広角コンバージョンレンズDW4を購入したので、撮影してみました。Caplio GX8 に装着すると、35mm判換算で22mm相当になりますから、結構な広角です。周辺部の星像がどうなるか、画面の湾曲がどの程度か気になるところです。撮影結果では、周辺の星像も満足できる状態ですし、何より湾曲収差が少ないので、気持ちの良い画像になっています。まるで本当に星空を見上げたような感じで写真が撮れますね。

最初の画像は、移動屋根を開けて望遠鏡が姿を現した天文台と背景に見える東の星空。明るい星は、右側からおおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン、土星です。
 
もう少し上を見上げると、右上にはオリオン座が、その左側にはふたご座が見えています。広角撮影ですから、冬の大三角が少し小さく感じるほどです。プロキオンから左に、「冬の中三角」とでも名付けたいような大きさに三つの星が輝いていますが、一番左の明るい星は土星です。土星は周囲の星座を形作る星々とは違って、惑星ですから、これらの星々の間をゆっくりと動いていくように見えます。毎日毎日観察を続けると、この「冬の中三角」の形が変わっていくのが分かるでしょう。

土星は、望遠鏡で見ると、その環(わ)が見えます。自分の目で「土星の輪」 を見ると、とっても感動しますよ!
 
観測室の頭上にはオリオン座と冬の大三角が輝いていました。シリウスの辺りはおおいぬ座です。おおいぬ座の後ろ足付近(望遠鏡の右側)に見える三角形の星の並びを使って、南極老人星カノープスを探し出すことができます。

カノープスを撮影した写真は、2005年12月27日撮影のページにあります。
 
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