太陽の右端から来た光は鏡で反射して、図左下のオレンジ色の鏡の形をした光の束になります。
太陽の左端から来た光は鏡で反射して、図左下の水色の鏡の形をした光の束になります。
太陽の中心から来た光は鏡で反射して、図左下の灰色の鏡の形をした光の束になります。
1)鏡で反射された太陽の光は、鏡の近くでは、ほぼ鏡の形に見えます。
2) 反射光が鏡から少しはなれると、太陽の各部分からの光は、入射光とは対象の方向に進んでいき、それぞれの方向に広がり始めます。角を丸くした鏡の形に見えます。
3)反射光が鏡から十分はなれると、 大きく広がって全体としては丸くなり、太陽の形と同じように見え始めます。
一番左下の図では、太陽の縁にある2点から来た光が鏡で反射して緑とピンクの光の束になった様子も加えてみました。こんなふうに、反射光が鏡から遠ざかり光の広がりが大きくなるにつれて、太陽上の各点からの光はお互いの重なり合いが減って、鏡に入ってきた方向によりそれぞれの光の束に分かれていきます。
丸い太陽から届いた光は丸い形に広がるわけです。
(大きさのある物体から来た光は、鏡で反射されると、鏡がどんな形をしているかに関係なく、元々の物体の形なろうとしながらひろがっていく、面白い性質を持っています。)
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